かつてデスク周りには、飴ちゃん常備してた話
今週のお題「デスクまわり」
これ↑
私は飴が好きじゃない。でも、絶対持ってた。不特定多数のイライラさん達に、飴あげてたから。文句は口を埋めて封殺、飴あげると大体ニコニコとなる。特に、男の人の方が嬉しそうにしてたのは印象的だった。自分が買って持ってるのはなんか変だし、選ぼうと思わないって言ってたかな。色々な味のフルーツの飴を選ぶ時に悩んでニコニコする。
飴ちょうだいって、やってきて、はいどーぞと選ばせて、日々そうやっていくうちに気付いたのは、たった一つの飴で人が幸せだと思うのだっていう簡単なこと。衝撃的だった。
幸せって、割りと簡単なんだ。
それに気付いた。
お腹空いちゃった(本能の危機)。飴ちょうだい(安心)。レモンか林檎で悩むんだよなー(選択の自由を楽しむ)
ポイントは、誰かがくれることかなと思う。自分で買って食べるのはそんなに幸せではないみたいだった。
誰かに優しくされたい、
絶対に求めた時は許容してほしい、
満たされたのはそんな気持ちもあったろうと思う。
ある日、シングルマザーが、
八だけは私に何か食べさせてくれるんだよねー
、、と言っていた。お母さんだから、はいどーぞって無いんだと思うとちょっと悲しかった。
誰かのラッキーになる飴は、私にとっては実験だった。どうしたら文句を消せるかって実験だった。
誰かがどうなるか?
私はどういう気持ちになるのか?
たった一つの飴実験。仕事中に同じ様なタイミングで、色んな人に行なった。
私は、文句を封殺したいのではなくて、人が幸せになるのが好きなんだとわかった。ここから、やっと人生で自分を大事にする事が出来るようになった。
私の周りに、今は飴はないけども、飴の効果を知っている自分を使って、他者と良い関係を続けている。